名古屋場所を日本相撲協会と共催した中日新聞社の大島寅夫副会長(横審委員)は、「結局入りが悪かった」と、満員御礼が千秋楽の1日しかなかった場所を総括した。

 八百長問題の影響で、前売り開始も約3週間ずれ込んだ。「売り出しが(初日まで)1カ月ではとてもじゃないが難しい」と率直に認めた。例年募っていたバスのツアーも組めなかったそうで「文部科学省が(八百長問題の一区切りを)ちゃんとするまで前売りは一切するなということだった」と話した。