<大相撲秋場所>◇11日目◇21日◇東京・両国国技館

 関脇鶴竜(26=井筒)は白鵬戦19度目の挑戦で最も苦しめたが、またもカベにはね返された。「立ち合いは出るしかなかった」という通り、迷わずぶつかり終始主導権を握った。それでも勝てず「最後は自分の体が伸びきった。左が離れてしまった。最後のあそこだけが…」と、土俵際で1度はつかんだ左上手が切れた場面を悔やみ、がっくりと肩を落とした。6敗目で2ケタ白星の可能性も消え、来場所の大関とり再挑戦も事実上消えた。