大相撲九州場所(11月13日初日、福岡国際センター)で大関どりに挑む関脇稀勢の里(25=鳴戸)が番付発表された31日、福岡市東区内の鳴戸部屋宿舎で会見した。「いつも通りの稽古をして、一番一番全精力をかけて頑張りたい」と抱負を語った。昇進の目安となる三役での直近3場所33勝には、今場所で11勝が必要とされる。「気負わずに相撲に集中することが大事」とポイントを掲げた。師匠の鳴戸親方(元横綱隆の里)は「平常心で臨むこと。いい相撲を取れば結果は出ると思う」と期待を寄せた。