日本相撲協会の放駒理事長(元大関魁傑)は協会の仕事納めとなった28日、今年1年を総括した。今年は2月に八百長問題が発覚し、3月の春場所が中止になるなど、激動の年になった。当時を振り返り「どうやったら解決できるかが、一番頭の中にあった。周りの皆さんに協力してもらった。とても1人でできる問題じゃなかった」と話した。一方、土俵上では2人の日本人力士が大関に昇進した。来年については「2人の大関がどれくらい頑張ってくれるか、はたまた5人の大関の中から誰か横綱が出てきてほしいし、幕内力士の中から大関を狙える力士が出てほしい。それで相撲が盛り上がっていくのが、一番いい形です」と期待した。