横綱白鵬(26=宮城野)が28日、大島部屋で出稽古を行った。当初、出稽古は年明けからを予定していたが、3日には出羽海一門の連合稽古に参加する可能性が高くなったため、予定を前倒しした。新入幕の旭秀鵬(23=大島)らを相手に申し合い。しっかりと汗を流した。白鵬は「旭秀鵬も心身ともに成長している。状態面もいいし、食事の量も多くして体も場所に向けて増えてきた」と手応えを感じていた。

 この日はポーランドから家族旅行で来た一家が大島部屋を訪問。マーチンクロセックさんは「初場所は仕事で見に来られないので、相撲のトレーニングだけでも見たかった。ぶつかり合う音、におい、すべてが新鮮。素晴らしい文化だと思う」と興奮気味だった。白鵬が出稽古していることを知らずに訪問したといい、ラッキーな1日に笑顔が絶えなかった。