23日に発表された夏場所の番付で、皇風(25=尾車)が新入幕を決めた。早大出身としては、1935年夏場所の元関脇笠置山以来2人目となる新入幕だ。番付の一番上の欄に名前が載ったことについて「まだ信じられない」と感無量の表情だった。笠置山と同じく、十両をわずか4場所で突破したことについては「一緒とは知らなかった。出来過ぎです」と謙遜した。早大相撲部は部員がわずか3人と危機的な状況だ。「伝統がある部だし、長く続いて欲しい」。師匠の尾車親方(元大関琴風)はリハビリ中だが「テレビを見てくれているだろうし、いい相撲を取りたい」と回復への良薬となる決意だ。