5月の大相撲夏場所で早大出身として元関脇笠置山以来77年ぶりの新入幕となる皇風(きみかぜ、25=尾車)が24日、東京都内の衆院第2議員会館で、森喜朗元首相や額賀福志郎、辻元清美両衆院議員ら早大の先輩から、取組前に土俵下の控えで使う座布団を寄贈された。

 早大カラーのえんじ色に大きくしこ名と「W」をあしらった座布団で、皇風は「すごく気合が入る」と喜びながらも、元首相らの前では「みんなオーラがあるので緊張した」と言葉少な。

 冗舌な森元首相が「恋人はいるの?」「ライバルは白鵬だよ。それぐらいの気構えで」などと質問や注文を出す横で、25歳の新入幕力士はひたすら恐縮していた。