横綱審議委員会稽古総見が26日、東京・両国国技館内の相撲教習所で行われた。東京場所前恒例で、10人の委員が出席した。

 2度目の横綱昇進にかける大関稀勢の里(27=田子ノ浦)は、関脇豪栄道、大関鶴竜、横綱白鵬を相手に稽古。通算7勝11敗だった。白鵬とは2勝5敗も、激しい立ち合いに差し手争いで白熱した稽古だった。横綱審議委員会の内山委員長は「白鵬に十分対抗していた。十分いけると印象で期待できると思う。国産横綱は相撲ファンの大方の願望ですから。13勝以上の優勝はしてほしい。決定戦まで行けばと思う」と期待していた。