大相撲の健康診断が27日、東京・両国国技館で行われた。

 名古屋場所を左肩亜脱臼で途中休場した栃煌山(27=春日野)は、採血でなかなか血管が見つからず、7分間も格闘。最後はなんとか注射針を打つことができたが、顔には汗がダラダラで「いい稽古でした」と苦笑いした。

 同学年でライバルとして競ってきた豪栄道(28=境川)が大関に昇進しただけに、秋場所(9月14日初日、両国国技館)への思いは強い。「悔しい気持ちが1番強い。しっかり追いつけるようにしたい」と話した。