大相撲の横綱日馬富士(30=伊勢ケ浜)の綱打ちが19日、東京・江東区の伊勢ケ浜部屋で行われた。

 一門の若い衆約20人が集まり、途中からは関取衆も参加し、約3時間かけて新しい横綱を完成させた。

 来年の初場所(1月11日初日、両国国技館)から使う綱を締めた日馬富士は、自分の姿を鏡で入念にチェックし「いつも通り」と納得の表情。今年は横綱昇進した12年以降、初めて優勝なしに終わり「来年は良い年にしたい」と、巻き返しへ静かに闘志を燃やしていた。