近鉄、日本ハム、楽天で監督を務めた日刊スポーツ評論家の梨田昌孝氏(67)が13日、中日-DeNA(北谷)の練習試合をチェックした。【取材・構成=寺尾博和編集委員】

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中日根尾から受けた印象は、やや体つきも大きく、スイングも速くなったというものだった。DeNA戦の4打席をみたとき、対戦投手の左右によっての特長がうかがえた。

上茶谷との対戦は、ラッキーな当たりの右前打と一ゴロ。右投手に引っ張りにかかっていたのは、クロスして入ってくる球にやや苦しさを感じているからかもしれない。そのため体をやや開く感じで引っ張っていたのだろうが、ここはもう少しセンター方向を狙って打つほうが、よりうまく捉えられるはずだ。

左の浜口に対しては左二塁打、砂田からは中前打だった。右腕より左腕に対する打席の方が素直にバットが出ているようだった。

またこの一戦では、出塁後に打球判断のまずいプレーも見られた。3年目の成長は認めるが、定位置を奪うにはさらなる取り組みが必要になってくる。(日刊スポーツ評論家)

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中日対DeNA 8回裏中日無死、中前打を放つ根尾(撮影・横山健太)
中日対DeNA 8回裏中日無死、中前打を放つ根尾(撮影・横山健太)