野球ファンにとって月曜は特別な日。先週を振り返って、今週に思いをはせる。識者に回顧と展望を聞いた。セ・リーグ編は中西清起氏(64=日刊スポーツ評論家)。阪神のルーキー立石正広内野手(22)が話題をさらった1週間を振り返り、交流戦も展望した。
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阪神は立石さまさまですよね。19日中日戦(倉敷)から1軍昇格してチームは5連勝。この交流戦前の5つの貯金は大きいよ。
立石は6番で始まって1番に起用して猛打賞、サードも守ってプロ1号だもんね。故障で出遅れてはいたけどヘッドスピードが速い。やはり振る力というのはあるからね。森下と同じか、それ以上のものがあるんじゃないかな。
うまかったのは昇格のタイミングだよね。普通は交流戦からと考えるところをその1週間前に昇格させた。いろんな意味があったんじゃないかな。
立石には交流戦前にセ・リーグとの対戦を経験させたいという考え。何よりも立石が加わることはチームの刺激になる。阪神は4カード連続勝ち越しなしの状況だったからね。そういう意味ではまさに起爆剤だった。
やっぱり1人の存在でチームの雰囲気がガラリと変わることもあるんですよ。立石が加わったことで他の選手も負けられないという気持ちになるしね。近本が帰ってきたら6番ということにはなるんでしょうけど、ポジションはどうかな。レフト、サードと交流戦もこういう布陣があるよと見せられたことも良かったんじゃないかな。
交流戦が今年も始まる。昨年の交流戦は上位6球団がパ・リーグ、下位6球団がセ・リーグとはっきりと分かれた。阪神なんかは交流戦で7連敗もあったけど、それでも史上最速のリーグ優勝となった。それだけセ球団はどこも交流戦で苦労する。勝率5割で戦えれば御の字。それくらいの気持ちでいいんじゃないかな。
開幕から50試合弱の試合数だけど、上位球団と下位球団と分かれてきている。首位争いする阪神、ヤクルトに巨人がどこまで食らいつくか。下位の3球団はなかなか上昇する要素がない。広島は3カード連続勝ち越しとなったけど、栗林の故障はかなり痛い。DeNAもなかなか連勝できない。中日はね…。交流戦が終わってどうなるか。私は3強3弱の色が濃くなってくると見ている。(日刊スポーツ評論家)




