白黒を逆転させてみせた。阪神2年目の小野泰己投手(24)は現在、7勝3敗と貯金4を稼いでいる。

 新人だった昨季は先発登板を任されるも、なかなか勝ち星に恵まれず2勝7敗だった。「結果はついてきませんでしたけど、毎回の内容を振り返っていた。自分に勝ちがつかなくてもチームが勝てばいいことなので。だから前向きになれました」。先発登板13試合目で勝ち得た白星は格別だった。

 今季は開幕前にひそかな目標を立てていた。「(白と黒を)反対にできれば上出来ですね。それを目指して、まずは開幕ローテに入って、1戦ずつ投げていきたいと思います」。今季ここまで16試合に先発。暑さの増す夏場になっても、スタミナが尽きる様子は見受けられない。

 験担ぎやおまじないはしない。「(先発を)任された以上、投げるのは自分だから」。そう言い切れるほど、2年目右腕のハートは厚さを増した。【阪神担当 真柴健】