プエルトリコが生んだ怪物。18年シーズンで41発をマークし、セ・リーグの本塁打王に輝いたDeNAソトは「大好きな日本食は、やっぱり焼き肉だね」と好物をモチベーションに沖縄・宜野湾キャンプをこなしている。昨季全143試合のうち107試合出場し、ホームランキングに輝いた男。“セ界”の投手陣を“食い物”にしてきたことは言うまでもない。

そんな29歳の助っ人にも、もちろん苦手なものはある。「馬肉は本当に駄目なんだよ」と見たこともない表情を浮かべ、「馬の肉を食べるなんて、考えられないよ」と渋い表情にさらに拍車がかかる。どんな投手からも豪快な1発を放ってきたソトだが、馬肉の話題になると、まさにお手上げ状態となる。

無理もなかった。母国・プエルトリコの家では、馬を飼育しているという。「オパロとヘネシスって言うんだよ」と満面の笑みを浮かべる。先ほどからは、想像もつかない表情。「馬を食べるなんて…」と少しばかり、あきれた顔すら浮かべていた。それでも…。日本には「馬力」という言葉が存在する。今季も「何万馬力」のパワーで、チームをけん引してほしいものである。【DeNA担当・栗田尚樹】

DeNAネフタリ・ソト(2018年2月12日撮影)
DeNAネフタリ・ソト(2018年2月12日撮影)