球界野手最年長の中日福留孝介外野手(43)が、14年ぶりのドラゴンズのユニホームで沖縄・読谷2軍キャンプで汗を流している。目標は「開幕1軍」だけでなく「スタメン」も照準に。中日で3度の優勝経験があるレジェンドがインタビューに応じ、10年ぶりV奪回への思い、未来の主軸、根尾、石川昂へのアドバイスなどを熱く語った。

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14年ぶりに慣れ親しんだ古巣に復帰した福留だが、今回は単身赴任になる予定だ。「子どもたちも学校にいってるので難しい。上の子は中学生なんで」。兵庫県に家族を残して、23年目のプロ生活を戦う。

中学生の長男は野球ではなく、「ダンスみたいなのをやっているよ」。福留家に家訓はない。ただ「やりたいことはやりなさい、いやなことでもやりなさいと言っている」と教えてくれた。阪神を戦力外になり、推定年俸3000万円で移籍した。父の生きざまが子どもたちにメッセージとして伝わっているはずだ。【中日担当・伊東大介】

左から大野奨、藤井、大島らとじゃんけんをする福留(左)
左から大野奨、藤井、大島らとじゃんけんをする福留(左)