福岡、愛媛・松山で開催された夢の祭典に、オリックス宮城大弥投手(20)の姿はなかった。

昨季はパ・リーグ先発投手部門のファン投票で1位選出され、堂々の球宴初出場。だが、今年は球宴出場とはならなかった。

昨年の球宴で12球団で好きなマスコットを「ヤクルトのつば九郎さん。(フリップ芸などで)いい感じにふざけているので…。面白いので、ずっと見ていたいです」と笑顔で公言。ただ、そのつば九郎も、今回、第2戦は新型コロナの影響で参戦できず、ラッキーセブン直前のパフォーマンスでは、セ5球団のマスコットが、ヤクルトつば九郎のぬいぐるみを胴上げした。

“共演”を夢見る20歳左腕は、つば九郎にエールを送ったことがある。

以前につば九郎が濃厚接触者となり、“試合出場”できなかった日のこと。宮城は「何年も毎日グラウンドに立っておられた。本当にすごいこと。つば九郎さんなりのルーティンだったりがあるんだと思う」と思いやっていた。

次回再会の可能性は…日本シリーズ。宮城とつば九郎の、愛あるイジり合戦の続きを見たい。【オリックス担当 真柴健】

2021年11月、SMBC日本シリーズ2021 第5戦 ヤクルト対オリックス 試合前、フリップ芸でオリックス宮城の似顔絵を披露する、つば九郎
2021年11月、SMBC日本シリーズ2021 第5戦 ヤクルト対オリックス 試合前、フリップ芸でオリックス宮城の似顔絵を披露する、つば九郎