<ソフトバンク0ー6西武>◇4日◇みずほペイペイドーム

ソフトバンクが、地元福岡のファンに勝利を届けられない。開幕からちょうど1週間。2年連続で開幕投手の大役を務めた有原が、4回途中6失点KOで2敗目。打線も11三振を喫し、今季初の0封負け。投打ともにバランスを欠く戦いぶりで、本拠地ではこれで4連敗。ついに最下位に転落してしまった。

まだこの時期、順位を気にする必要はなかろうが、それにしても勝てない。近藤、栗原の故障離脱で打線編成に苦慮している事情もあろうが、攻守にわたって精彩がない。ロッテに開幕カード3連敗。北海道ではモイネロの好投もあって今季1勝を挙げたものの、またしても連敗だ。

試合後、会見場に現れた小久保監督は悲観的な表情は見せなかった。大砲候補のリチャードは2三振。ファーム落ちが決まった。プロ8年目にして初めて開幕スタメンをつかんだが、6試合で22打数2安打、打率は1割にも満たない9分1厘、12三振を喫していては「ロマン砲」の覚醒も、小久保監督には全く感じられなかったのだろう。7回1死一、二塁の場面で代打今宮を告げられ、ベンチにさがった。

試合観戦した王会長の足取りも重い。「(有原は)何でだろうね。今日はコントロールが悪かったね。それに投打ともに、悪い。打つ方もよくないから。まあ、我慢我慢。また明日」。チームの復調に期待を寄せて球場を後にした。V候補筆頭の足踏み。「春の珍事」で終わってもらいたいものだが…。