早実の「和製ベーブ・ルース」、清宮幸太郎内野手(1年)が「3番一塁」で3試合連続の先発出場。第3打席で高校初本塁打となる3ランを放った。

 5打数2安打4打点。早実は清宮の3ランで逆転したが、乱打戦の末、11-18で7回コールド負けした。今春は3試合に出場し14打数7安打の打率5割、6打点、1本塁打。甲子園を目指す夏の西東京大会へ、怪物1年生がその存在を強烈にアピールした。

 打席内容は以下の通り。

 1回表2死走者なしで回ってきた第1打席は右飛に倒れた。

 3回2死からの第2打席はあわやの大飛球を放ったが右飛。

 1-5の5回、2点を返しなおも1死二、三塁。センターのネットに当たる推定130メートルの特大逆転3ランを放った。中堅手が一歩も動けない豪快な当たりだった。清宮はジャンプしてホームを踏んだ。

 再び逆転されて迎えた6回2死一、二塁の第4打席では中前にタイムリーを放った。

 7回の第5打席は三邪飛に倒れた。

 スタンドでは両親が観戦。記念の一発を見届けた。

 <清宮幸太郎(きよみや・こうたろう)アラカルト>

 ◆生まれ 1999年5月25日、東京都生まれ。

 ◆身長 184センチ。

 ◆体重 97キロ。中1当時183センチ94キロあった。

 ◆投・打 右投・左打。

 ◆ラグビー歴 小4まで。その後野球一本に。

 ◆家族 父はラグビーのトップリーグ、ヤマハ発動機の清宮克幸監督(47)、母と弟。