春19度夏21度甲子園出場の名門東北が、初戦で散った。

 1-1の5回表にスクイズで勝ち越しを許し、9回表には2失策が絡んで、さらに2点を失った。我妻敏監督(33)が「自信のある守りで失点したショックが大きかったかな」と冷静に振り返る一方、9安打4失点完投の左腕福田恭平(3年)は「まだ負けた実感がわかない。整理できません」とぼう然としていた。

 初戦の相手気仙沼向洋が不祥事で出場辞退したため、2回戦は不戦勝。東北はこの3回戦が夏の初戦だった。泉には春の地区大会でも4-7で敗れていた。