ノーシードの福島工が69年以来46年ぶりに4強入りした。

 昨秋の東北大会に出場した東日本国際大昌平に、7回コールドの圧勝。広瀬修一監督(46)は「打線が振れて投手が頑張っている。出来過ぎです」と、少し驚きながら話した。

 13安打のうち11本を単打でつないだ打線は、佐藤優希主将(3年)が「自分たちの理想の形」と言う盗塁や犠打も絡めて、6回に6点を奪うビッグイニングをつくった。51年の初参加から、節目の夏通算50勝にも到達した。