早稲田摂陵が逆転負けで、2年連続4強を逃した。

 初回に4番の松浦功太郎内野手(3年)、2回には山田絃樹捕手(3年)が適時打を放ち、2点を先行。だが先発の山田涼太(同)が2回に同点2ランを浴び、さらに強襲安打がグラブに当たって、さらに鼻に直撃。治療を受けて再びマウンドに上がったが、3回に勝ち越された。4回から岡部拳門(けんと=同)が救援登板も、さらに2点を失った。6回に山田絃が2点適時打を放ち1点差まで詰め寄ったが、反撃もそこまで。

 早大で阪神上本の同期だった神谷雄毅監督(30)は「3回戦で終わるチームではなかった」と悔し泣き。昨夏は4回戦でPL学園に敗れたが「昨年はずっと前進守備を敷かれたが、今年は外野フェンスぎりぎりまで伸びる打球を飛ばせた。打力を上げようと毎日練習してきた成果です。よく頑張ってくれたと思う」と選手をねぎらった。