明石商が昨夏代表の神戸国際大付を延長11回の激闘の末に破り、初の決勝進出を果たした。

 4-4で迎えた延長11回裏。先頭打者で打席に入った背番号16の大西進太郎外野手(2年)が、左翼越えのサヨナラアーチを放ち激闘にピリオドを打った。3点ビハインドで迎えた8回に2点を奪うと、9回に1点を奪って土壇場で追いつく展開をものにした。

 高校初アーチが殊勲の本塁打となった大西は「まさか入るとは思わなかった。スタンドの声援が力になりました」と自分でも目を丸くしていた。