安積の左横手投げのエース柳沼勇志(3年)が、公式戦初完封で開幕戦を飾った。

 最速は120キロ台前半だが、スライダーとチェンジアップを織り交ぜて4安打10奪三振。「低めにコントロールできたのが要因。最初は緊張したけど、後半は楽しんだ」と笑顔で振り返った。

 オーバースローでは制球が定まらず、5月末に横手に投げ方を変えて「はまった」(柳沼)。課題のコントロールが安定して、この日は1四球を与えただけ。約1カ月半前の決断が功を奏し、2年連続の初戦突破をもたらした。