初芝立命館が7-0の8回コールド勝ちで、この夏の初戦を突破した。1回裏に2安打、2四球、敵失などで3点を先制。4回に1点を加えたあと、8回にエース斎藤広晃(3年)が2ラン本塁打を放つなど3点を加えて、終止符を打った。

 「夏の1勝というものは大きい。それを、最後に押し切って勝てたのは、はずみをつけられると思います」。

 井上将之監督(30)は選手たちのプレーに勢いが出てきたことを感じ取っていた。2回戦は強豪の阪南大高と対戦する。井上監督は「挑戦者として試合させていただきたい」と表情を引き締める。

 昨夏の大会は大阪偕星学園が勢いに乗って甲子園切符をつかんだ。初芝立命館も大阪に旋風を起こす雰囲気を漂わせ始めた。