「下北から甲子園」を旗印に掲げる大湊が八戸工大一を破り、4年ぶりの準決勝進出を決めた。

 2-3で迎えた7回裏2死満塁から、タイムリーと打撃妨害で2点を挙げ逆転。4回1死から救援のエース小谷真勇(まお=3年)が無失点に抑えた。

 工藤公治監督(44)は「下北の風土から生まれた粘りで勝った。青森県の野球を引っ張る私立勢に公立が食らいつくしかない」ときっぱり。地元下北からファンが大勢応援に詰め掛け、ナインに大きな拍手を送っていた。