中村(高知)OBにとっても感慨深い1日だった。一塁側アルプスはぎっしりと埋まり、40年ぶりに甲子園に登場した同校への応援が大きく響いた。

 「二十四の瞳」と称された77年春の準優勝メンバーの姿も。元阪急の山沖之彦さん(57)は「甲子園で中村を応援できると思わなかった。甲子園に帰らせてもらって感謝している」。勝利は逃したが、後輩たちのはつらつとしたプレーに感動していた。