柳ケ浦(大分)のプロ注目右腕、田中瑛斗投手(3年)が18日、神奈川県内で行われた東海大相模(神奈川)との練習試合に先発した。

 スタンドには国内外11球団24人のスカウトが集結。最速146キロの直球にチェンジアップ、縦横2種類のスライダー、カーブを交えて、9回を10安打5四死球4失点で完投した。

 ソロ本塁打2本を浴びた田中は「(本塁打は)5本くらいしか打たれたことが無かった。振りも打った音も違った。強いチームは甘く入ると一発で仕留められると分かった」。全国的にも強豪と呼ばれる高校との対戦は、今年3月の秀岳館(熊本)との練習試合以来だったと話し、「(最速を)150キロまで上げたい気持ちもあるし、コントロールもまだまだ甘いコースが多い。どっちも上げていかないといけない」と成長を誓った。

 視察したヤクルトの小川SDは「非常に良い印象。体幹が強くなればストレートもどんどん早くなると思う」と話した。

 試合は3-4で敗れた。