熊本大会では、プロ注目右腕の熊本工・山口翔投手(3年)が自己最速を更新する151キロをマークして初戦を突破した。
岩手大会では、かつて中日、巨人などで活躍した専大北上の中尾孝義監督(61)が初めての夏を迎えたが、惜しくも初戦敗退となった。また、今春のセンバツに選手10人で出場した不来方(こずかた)は、今夏は選手17人で臨み、初戦敗退に終わった。
福島大会では、開校3年目のふたば未来学園が夏初勝利を挙げた。しかも先発した左腕・草野陸世(りくと)投手(3年)ノーヒットノーランという快投だった。
各地で繰り広げたれた熱戦の模様を写真でまとめた。
東北地方
元巨人・中尾監督は初戦で散る
◇岩手2回戦:黒沢尻工6-4専大北上
- 初戦敗退した専大北上・中尾監督(後列左から2人目)は、ベンチ前で黒沢尻工の校歌を聞く(撮影・久野朗)
センバツ出場の不来方が敗退
◇岩手2回戦:一関工7-2不来方
- 一関工対不来方 初戦敗退に終わり、肩を落とす不来方の選手17人。左端が小比類巻主将(撮影・高橋洋平)
◇岩手2回戦:大東11-7岩泉・宮古水産
- 岩泉・宮古水産対大東 7回表岩泉・宮古水産2死一、二塁、3点本塁打を放った沼袋を、ベンチの選手がハイタッチで迎え入れる(撮影・久野朗)
開校3年目ノーヒットノーランで初勝利
◇福島2回戦:ふたば未来学園3-0福島北
- 福島北対ふたば未来学園 力投するふたば未来学園・草野(撮影・下田雄一)
- 福島北対ふたば未来学園 6回表福島北2死満塁、ピンチを切り抜けガッツポーズするふたば未来学園・草野(撮影・下田雄一)
◇福島2回戦:磐城農2-1船引
- 船引対磐城農 帽子を取って力投する磐城農・人見(撮影・下田雄一)
- 4回裏磐城農1死、清水は右越えにランニング本塁打を放ちヘッドスライディングで生還する(撮影・下田雄一)
関東地方
◇東東京2回戦:立教池袋7-4文京
- 文京対立教池袋 文京から勝利をあげ喜ぶ立教池袋・小幡圭輔(撮影・大友良行)
◇東東京2回戦:城西大城西8-4京華商
- 京華商対城西大城西 力投する京華商・兼久大志(撮影・大友良行)
プロ注目の花咲徳栄・西川27号
◇埼玉2回戦:花咲徳栄11-1越谷総合
- 越谷総合技術対花咲徳栄 3回裏花咲徳栄無死一塁、西川は右越えに本塁打を放つ(撮影・柴田隆二)
◇群馬2回戦:前橋8-2館林
- 館林対前橋 9回を投げ前橋・須永(撮影・太田皐介)
成田北・柏木主将「野球が大好き」
◇千葉開会式:選手宣誓
- 開会式で選手宣誓をする成田北・柏木主将(撮影・宇治久裕)
中部地方
◇長野2回戦:松商学園8-0伊那北
- 松商学園対伊那北 6回を投げ11奪三振の松商学園・青柳投手(撮影・戸田月菜)
◇新潟2回戦:六日町5-4高田
- 高田対六日町 4-4の延長10回、サヨナラの本塁を踏んだ池田(左)は主将の金井と喜ぶ
佐渡の怪腕・菊地にプロ10球団
◇新潟2回戦:柏崎6-2佐渡
- 佐渡対柏崎 8回6失点と打ち込まれ、最後の夏が終わった佐渡・菊地(撮影・中島正好)
近畿地方
◇京都2回戦:大谷3-2北嵯峨
- 北嵯峨対大谷 11回裏大谷1死一、三塁、サヨナラの右前適時打を放つ山本迅(撮影・前田充)
◇京都2回戦:龍谷大平安10-0鴨沂
- 鴨沂対龍谷大平安 3回表鴨沂2死一、二塁、島田純弥の中前打を内野に返球する龍谷大平安・岡田悠希(右)(撮影・前田充)
九州地方
プロ注目 熊本工・山口翔151キロ
◇熊本1回戦:熊本工5-2人吉
- 熊本工先発の山口が9回2死、自己最速151キロをマークした(撮影・浦田由紀夫)
◇福岡2回戦
- 小郡球場の第2試合が雷雨のためノーゲームとなった(撮影・菊川光一)