開校3年目のふたば未来学園が、夏初勝利をなんとノーヒットノーランで挙げた。先発した左腕・草野陸世(りくと)投手(3年)が打者31人に対して、被安打ゼロ、三振4、四死球4。左横手投げから、最速117キロの速球と、60キロのスローカーブなど変化球をコーナーに集め、わずか88球でノーヒットノーランを達成した。

 ふたば未来学園は、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の影響を受けた福島県双葉郡の県立高5校を統合する形で、15年春に開校。学校設立に小泉進次郎衆議院議員らが尽力し、校歌は秋元康氏がプロデュースした。

 野球部は開校と同時に発足。1年目の15年、昨年と夏の県大会はともに初戦敗退していた。