今センバツ8強の福岡大大濠が苦しみながらベスト16にコマを進めた。

 打線が5回まで走者を1人も出せず、完全に抑えられる展開。先発の三浦銀二投手(3年)も、1、2回とピンチを背負う立ち上がりで、6回に先制点を許した。それでも、その直後の6回に同点に追いつくと、7回には三浦が自ら決勝打を放って終盤突き放した。

 8安打1失点完投の三浦は「久しぶりに苦しい投球でした」と胸をなでおろし「立ち上がりと点を取られたところはコントロールを乱したので、次に向けてしっかり調整したい」と気持ちを切り替えていた。