六日町が12安打の猛攻で7回コールド勝ち。ノーシードから4回戦進出を果たした。

 3回裏だ。打者13人を送り込み、2度の3連打を含む8安打を集中。一挙8点のビッグイニングをつくった。岡村智紀監督(39)は「一回りしてから、選手なりにポイントをつかんでいた」。2死満塁から走者一掃の左越え二塁打を放った8番大津祥樹投手(3年)は「流れを切らないよう、後ろにつなぐことだけを考えた」と、打線のつながりを強調した。

 1、2回戦を延長で制し、3回戦に進出。チームには、準々決勝、準決勝とサヨナラ勝ちして初優勝した95年の「ミラクル六高」をほうふつさせる雰囲気が漂ってきた。競り合いだけでなく、力強さも備わっていることを、この日の大勝で証明。「1試合ごとに強くなっている」。大津はチームの勢いを話した。