29日は東東京、神奈川、富山、石川、愛知、岡山の6大会で決勝戦が行われる。

 神奈川決勝は東海大相模と横浜が対戦。両チームは今春の神奈川大会決勝で、壮絶な打ち合いの末14-13で東海大相模が勝利している。

 横浜の主砲でドラフト候補の増田珠外野手(3年)はここ3試合連続で本塁打。準決勝の桐光学園戦でも2打席連続本塁打を放っており絶好調だ。さらに万波中正外野手(2年)らタレント揃いで2年連続17度目の出場を狙う。東海大相模は2年生4番、森下翔太外野手が準々決勝で2本塁打。ここまで6試合で6失点と投手陣も安定しており、2年ぶり11度目出場を目指す。

 東東京決勝は、初出場を狙う東海大高輪台と勝てば3年ぶり2度目Vの二松学舎大付が激突。東海大高輪台はプロ注目の最速147キロ右腕・宮路悠良投手(3年)を擁する。初戦2回戦では44-0の大勝。3投手の継投で5回ノーヒットノーランを達成するなど投打ともに充実している。二松学舎大付は140キロ超の直球にチェンジアップが武器のエース左腕・市川睦投手(3年)が中心。プロ注目の4番永井敦士外野手(3年)は178センチ、88キロの体格で高校通算47本を誇るが、50メートルをチームトップタイの5秒8で走る足も魅力だ。

 岡山大会は28日に行われたが、8-8の延長11回途中に雨の影響で中断。そのまま再試合となった。おかやま山陽は5点ビハインドの8回裏に6点を奪い逆転。9回表に創志学園が2点を取り再逆転したが、その裏おかやま山陽が再び同点に追いついた。粘り強い両チームによる互角の戦いが仕切り直しとなる。