花咲徳栄が埼玉の夏を3年連続で制した。昨秋、今春の県大会決勝で敗れた宿敵・浦和学院を5-2で破った。3点リードの7回からはプロ注目の最速149キロ右腕、清水達也投手(3年)が登板。3回をパーフェクトに抑え、5三振を奪って締めくくった。

 浦和学院最後の打者・森川を遊ゴロに仕留めると、清水はマウンド後方で優勝の味をかみしめるように身をかがめながらガッツポーズ。クールな男が喜びを爆発させた。

 清水 アウトを取った瞬間、最高の気分でした。3連覇がかかっていましたが、浦学にリベンジしたい気持ちでいっぱいだったので、それがうれしかった。

 昨秋、今春と県大会決勝で浦和学院と対戦。いずれも1点差で敗れた。特に昨秋は自分が打たれサヨナラ負け。「これまでは悔しい思いばかりだったので結構、満足しています」。