公立校として19年ぶりに大阪大会決勝に進出した大冠の甲子園出場はならなかった。1点を追う3回に4連打などで4点を奪い、今春センバツ王者の大阪桐蔭を苦しめた。

 8回裏には5点を奪われ、9回表を迎えた時点では、4-10。ただ、そこから大反撃をみせた。

 5長短打を集中し、2点差まで迫った。最後は追いつけず、27年ぶり公立校優勝は夢と消えたが、大声援を背に戦い抜いた。

 東山宏司監督(55)は「生徒たちは本当によくやってくれた。力を出してくれた」。相手の大阪桐蔭・西谷監督も「(最後は)大阪の意地を感じました」という反撃だった。