7日の開幕戦で波佐見(長崎)との対戦が決まった彦根東(滋賀)の村中隆之監督(49)は、「想定外だけど、やるしかない」と意気込んだ。

 調整に時間をかけようと第3日以降を希望していたが、主将の松井拓真投手(3年)が開幕戦を引き当てた。村中監督は「野球の神様の仕業。野球の先陣を切れということなのかな」と前向きに捉えていた。

 現在、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」では、彦根藩の藩祖となった井伊直政を養育した女領主・井伊直虎を主人公とした物語を描いている。関ケ原で戦陣を切ったとされる直政を踏まえ、村中監督は「彦根藩は歴史を動かしてきた藩だから、いい舞台を与えられたのかな。関ケ原のように歴史を動かしたい」と話した。