増田はこの夏、神奈川大会タイ記録のチーム通算14本塁打を放った打線をけん引した。東海大相模との決勝戦では、大会新記録の4戦連続アーチで貢献。大会通算5本塁打も大会記録に並んだ。平田徹監督(34)からは「増田、斉藤、このあたりが力を出さないと攻略は難しくなる」とキーマンに指名され、主軸の自覚を示した。

 大会屈指の激戦区に入った。秀岳館との後は、好カードの中京大中京と広陵の勝者が相手。平田監督は「注目される中でやれるので、(主将の)福永は持ってるなと。素晴らしいチームとやれるのは幸せなこと」と笑顔で話した。増田は「先のことなんかは見ないように。目の前の1戦を勝つしかないです」と一戦必勝を誓った。【久保賢吾】

 ◆過去の横浜-秀岳館 甲子園では01年夏の3回戦で対戦。横浜の左腕エース畠山太(3年)が被安打4、11奪三振で完封して8強入り。渡辺監督は甲子園通算30勝目を挙げた。