今夏限りで退任する75歳、大井監督率いる日本文理が序盤の長打攻勢で勝利、2回戦に進んだ。

 4強入りした14年以来の出場の日本文理。県大会全6試合、初回に得点したが、その流れは甲子園でも続く。1回表1死後、2番寺杣は左前打で出塁すると、左の3番川村が鳴門渦潮の左腕河野からセンター左に大会20号。2点を先制した。

 川村は2回にも1死一、三塁で右越えの2点二塁打。4番松木の適時二塁打、6番笠原の2ラン本塁打も飛び出し、一気に5点。日本文理が7-0と大きくリードした。

 鳴門渦潮は12年に鳴門工、鳴門第一が統合し現校名になって初出場。3回。先頭打者は2番手で登板していた鈴江。チーム初安打で出塁すると相手守備エラーなどもあり、2点を返した。

 鳴門渦潮は4回に追加点。2死一塁で鈴江が中前打。スタートを切っていた一塁走者が好判断で生還する。3-7と追い上げ、なお2死満塁もあと1本がでなかった。

 日本文理は8回に川村のこの日5打点目となる適時二塁打などで2点を加点。鳴門渦潮を突き放した。

 日本文理2回戦で仙台育英と対戦する。