第99回全国高校野球選手権大会は13日、第6日の2回戦4試合が行われ、天理(奈良)、三本松(香川)、二松学舎大付(東東京)、明豊(大分)が3回戦に進出した。

 第1試合は天理が4番・神野の2打席連続本塁打などで快勝。プロ野球阪神などでプレーした中村良二監督は、就任2年目で母校を率い甲子園に戻っての初采配で初勝利を挙げた。大垣日大(岐阜)は初回から8回まで天理を上回る8安打を放ち、毎回走者を出すが、天理の先発2年生左腕・坂根からあと1本が奪えなかった。

 第2試合では24年ぶり3回目出場の三本松(香川)が、春も含め4回目の甲子園で初勝利。2回に渡辺が本塁打を放つなど、序盤、中盤、終盤に効果的に得点した。下関国際(山口)は創部52年目で春夏通じて初の甲子園だったが、初戦突破はならなかった。

 第3試合は3年ぶり出場の二松学舎大付(東東京)が19安打14得点の猛攻で、前回に続き、初戦突破。明桜(秋田)は6回に3連打で1点、9回にも松本のソロ本塁打で1点を返すが、反撃が遅かった。

 第4試合では2年ぶり6度目出場の明豊(大分)がチームとしても、県勢としても6年ぶりとなる勝利。3番の2年生・浜田の決勝2ランを含む4打点などで快勝し、初出場の坂井(福井)を破った。

【第7日=14日】

▽2回戦

第1試合( 8:00) 京都成章(京都)-神村学園(鹿児島)

第2試合(10:30) 高岡商(富山)-東海大菅生(西東京)

第3試合(13:00) 青森山田(青森)-彦根東(滋賀)

第4試合(15:30) 済美(愛媛)-津田学園(三重)