今秋ドラフトの超目玉、早実(西東京)清宮幸太郎内野手(3年)が2日、東京・国分寺市の同校で、広島、日本ハムを除く10球団と面談した。

 巨人がドラフト1位の最有力候補、清宮に対し、言葉と姿勢で高評価を伝えた。この日、面談した球団では唯一、球団幹部として石井球団社長も同席し、鹿取GM、岡崎スカウト部長、福王東日本統括スカウトとともに逸材と対面した。岡崎スカウト部長は「清宮選手を巨人としては高く評価していると伝えました」と明かした。

 約30分の話し合いで、清宮サイドからは施設など環境面についての質問が主だったという。同スカウト部長は怪物のグラウンド外での立ち居振る舞いを目の当たりにし「今までテレビとか球場で遠くから見ていたけど、1メートルくらいで見るとすごく雰囲気があるし、好青年だった。聡明(そうめい)な感じがした。自分が高校生の時を考えるとすごくしっかりしてる」と感じた。「球団としてはすごく高く評価していると伝えるのが今回の趣旨。(具体的な育成方などは)縁があれば後の話」と良縁を願うように話した。