智弁和歌山(和歌山1位)が法隆寺国際(奈良3位)に7回コールド勝ちで4強入りし、来春センバツ出場に前進した。

 初回に3点先制を許すも、直後に2点、2回に1点を追加しすぐさま同点に。3-3で迎えた3回、先頭の3番黒川史陽(ふみや)内野手(1年)が2球目の直球をとらえ、ライトスタンドへたたき込んだ。勝ち越しの公式戦初本塁打に「チームに勢いがつくように思い切っていこうと思っていた」と笑顔を見せた。

 この日は本塁打と二塁打を含む4打数4安打3打点の大活躍。前日2日に元阪神の中谷仁コーチ(38)から「準備をきっちりしよう」と口を酸っぱく言われていた。試合前は手を抜かず、ウオーミングアップをしっかり行い「準備がきっちり出来て、初球から振って行けた」。助言を生かし結果につなげた。