横浜(神奈川)が4日、神奈川・横浜市内の同校グラウンドで始動し、今秋ドラフト候補の万波中正外野手(2年)らナインは約3時間汗を流した。

 就任3年目を迎える平田徹監督はミーティングで「主体性」を繰り返した。「やらされる練習をいくらやってもうまくならない。普段から言っているが、やるのは選手。人をあてにせず、結果に責任を持つこと。甲子園に行けばいいのではなく、甲子園で勝つための練習をしなければいけない」と今夏甲子園100回大会へ向け、選手に告げた。

 熱心にメモを取った主将の斉藤大輝内野手(2年)は12月に社会人のJX-ENEOSへ“武者修行”へ出向いた。「教わった、いいところを練習でも取り入れるようにしています。入学した時から100回大会を意識してきた。そこで優勝するという夢は今も変わりません」と言い切った。

 「投打二刀流」で奮闘する万波中正外野手(2年)は試行錯誤が続く。このまま調子が上がらなければ下位打線を打つ可能性もある。「自分でも現在地はそこだと分かっています。全部実力不足。ここから上げて、努力をしていくしかない」と決意を新たにした。