第90回記念選抜高校野球大会(23日開幕、甲子園)の組み合わせ抽選会が16日、大阪市内で行われた。

 明徳義塾(高知)の馬淵史郎監督(62)が、二刀流の大谷を警戒した。中央学院との対戦が決まり「実力差はほとんどない。好ゲームになるのは間違いない」とし、警戒する選手として「大谷君」を挙げた。制覇した昨秋の明治神宮大会の初戦で勝っているが、相馬監督に「ビデオ貸して」と陽動作戦? を仕掛ける場面もあった。「選抜から何カ月もたっているから秋のデータがとんでもないものになっていた経験もある」と慢心はない。「区切りだからしたいのはやまやま」と話す史上5人目の甲子園通算50勝まであと「1」。夏は02年に制したが、春の優勝旗はまだ手にしていない。「みんなが少しずつ頑張ってくれれば可能性がないことはない」と自信をのぞかせた。