初戦1回戦、9回の逆転劇で甲子園初勝利を挙げた明秀学園日立が、勢いそのままに2試合連続2ケタ安打。12安打10得点で、3回戦に進出した。

 明秀学園日立は1回裏に先制する。先頭増田が左二塁打。バントで送った後、3番池田の左前打で1点。さらに満塁から押し出し四球、7番細川の犠飛で加点。3点を奪った。

 明秀学園日立は2回にも満塁から5番有住の左前打で2点。DeNAで活躍する兄(成也外野手)を持つエース細川は味方打線の援護に序盤3回まで1安打投球。

 5点を追う高知は4回に連打で無死一、三塁と好機で4番辻を打席に迎えるが、併殺打の間の1点にとどまる。

 明秀学園日立は5回2死一、二塁で4番芳賀が左越えの三塁打を放ち2点を追加。8回にも打者9人で3点を加えた。

 4強入りの13年以来、5年ぶり18度目の出場となった高知。投手陣が2ケタ与四死球と乱れ、試合の流れを作ることができなかった。

 春夏通じ甲子園初出場の明秀学園日立は8強をかけ3回戦で大阪桐蔭と対戦する。