智弁和歌山が猛打で7年ぶりにベスト8に進んだ。1番神先が4安打で打線をけん引。14安打で7得点と大勝した。

 先手を取ったのは智弁和歌山。1回裏、無死一、二塁で3番林が左越え三塁打。さらに相手守備が乱れる間に加点。この回4点を奪った。

 智弁和歌山が準優勝した00年準決勝以来の再戦。智弁和歌山が2ケタ得点で勝利していたが、この日も打線が好調。2回、1番神先の三塁打、2番西川の連打で5点目。3回にも神先の3安打目などで1点。6-0とした。5回にも加点した。

 国学院栃木は4回、先頭の1番近藤が左前にチーム初安打。3番島田にも安打で出るが、無得点。6回に国学院栃木は2死球などで1死満塁とするが3番島田、4番大栗が連続三振。

 国学院栃木は粘りを見せる。7回に6番宮の右前打などで1点を挙げる。続く7回には9番笹川、1番近藤の連打などで1点。さらにチャンスンスを広げると5番毛塚の長打などでこの回3点。4-7と迫った。

 だが反撃も序盤の失点は重く、国学院栃木の00年準決勝のリベンジはならなかった。