春季高校野球北信越大会新潟県支部予選の組み合わせ抽選会は20日、ハードオフ新潟で開かれた。参加は79チーム(76校、3連合)。28日に開幕し、支部予選は1~3回戦まで。県大会決勝は5月13日に長岡市悠久山野球場で行われる。タイブレークが導入される初めての大会。日本文理の優勝候補筆頭の座は揺るがない。

 同校は昨秋の県大会制覇で4季連続の県王者。16年秋から県内公式戦で負けなしの24連勝中で、今春も連勝を伸ばしそう。最速148キロ右腕・鈴木裕太投手(3年)と左腕の新谷晴投手(同)が両輪になってチームをけん引する。鈴木崇監督(37)は「そこだけが、強み」と2投手に大きな信頼を寄せた。

 対抗するのが、日本文理に昨年の春夏秋とも、決勝で敗れている中越だ。右腕・山本雅樹投手(3年)と左腕・山田叶夢投手(同)が左右のダブルエース。昨夏の主力も野手だけで4人残るのも強みだ。しかも、昨秋の登録から3選手が入れ替わる予定。競争も激しい。本田仁哉監督(41)は「いい投手から点を取る、ということを視野に入れてやる」と打線にも期待した。春は、100回大会を迎える夏を占う重要な戦いになる。