大阪桐蔭が5回コールド勝ちで5回戦進出を決めた。8-0で迎えた5回無死二、三塁で3番中川卓也内野手(3年)が、右翼へ3点本塁打を放ち、試合を決めた。

 今秋ドラフト1位候補の根尾昂内野手(3年)は、初回の4得点に絡む二塁打を放つなど3打数2安打だった。幼少時からイチロー外野手(44=マリナーズ)にあこがれており、イチローが球団の特別アドバイザーに就任したことは、今朝の新聞でチェック。「『うっ』てなりました」と衝撃を受けた様子だった。

 今大会はセンバツからベンチ入りメンバーが大幅に入れ替わった。この日も、センバツで記録員を務めていた小谷優宇投手(3年)が5回から公式戦初登板し3者凡退に抑えた。「経験が足りていないピッチャーもいますし、実戦でほおらないと分からない。自分も最初はヒットを打たれていた」と根尾。夏に向けてチーム全体で底上げを目指す。