初芝立命館のエース木元康充投手(3年)が完投勝利を挙げ、4強入りを決めた。

 失点は4回の1点のみ。その他はピンチも作らず、9回141球を投げ抜いた。今大会は2回戦以外全て先発完投。「ずっと野手に助けてもらっていたので、最初から気合いを入れていきました」とエースの投球を見せた。

 高校入学時は遊撃手だったが、1年秋に投手へ転向。当初は上手投げだったが、結果が出ずサイドスロー、アンダースローのプロ野球選手は全て見たというほど、ここまで研究を重ねてきた。チームには頼もしい存在も。二塁は双子の兄・康友(3年)が守っている。次戦は13日、関大北陽との準決勝。「自分のやるべきことをしたいと思います」と勝利を目指す。