前年優勝校の盛岡大付を先頭に、70校66チームが行進した。選手宣誓は開幕戦に出場の一関一・五十嵐健人主将(3年)が行った。

 大好きな野球ができる喜びと、未来への希望に胸の高鳴りが止まりません。今日、この瞬間を迎えて、高校野球の歴史を築いてきた数多くの選手、先生方への感謝の思いがあふれ出てきます。戦争や震災などの大きな困難を乗り越えて守り抜かれた高校野球というバトン。今、私たちが確かに受け取りました。その歴史と情熱の詰まったバトンを、次の100回につなげたい。そのつなぐ、という役割と責任や、節目であるこの大会に出場する幸運に恵まれた私たちにはあります。高校野球には人の心を動かす力があります。岩手を元気にする力があります。必死に粘り強く、白球を追いかける私たちの姿で、高校野球の力を伝えたいと思います。今日から始まる大会が、次の100回に向かって思いをつなぐ大会になるよう、そして新たな夏の歴史を紡ぎ出し、多くの方に愛され続ける高校野球を、私たち自身のプレーで創造することを、ここに誓います。