南平(みなみだいら)が久留米西に6-7で逆転負けし、初戦敗退した。

 先発は昨夏の早実との3回戦にも登板した寺内湧二投手(2年)。同戦では0/3回を投げ、1四球で降板。リベンジを誓ったマウンドだったが、4点リードの6回に5点を奪われ、逆転を許した。6回6失点でKOされた寺内は「点を取られた後に切り替えられなかった。悔しいです」と涙を流した。

 スタンドには、昨夏のエースだった大日方(おびなた)樹さんも応援に訪れた。大日方さんは昨夏の早実戦に先発し、1回に清宮幸太郎内野手(日本ハム)に本塁打を浴びた。「あの試合は思い出が強いです。1球の怖さを感じた」と回想。この日、後輩たちは奮闘及ばず、初戦敗退を喫したが「残念ですけど、いい試合をしてくれたので良かった。寺内はいい投手なので、来年頑張ってほしいです」とエールを送った。