桐生商が、1回戦を突破した。

 エース加藤浩義投手(3年)は1回に2死満塁のピンチを迎えたが、中飛で切り抜けた。7回2死で打席に入る直前に足をつり、治療を受ける場面もあった。8回を被安打8の1失点に抑え、勝利にも「今日は60点くらい。足をつってしまい、チームメートにも、球場の方にも迷惑を掛けてしまった」と反省していた。

 打線は2回、先頭の大沼司内野手(2年)が二塁打。続く疋田理透外野手(2年)の右越え二塁打で先制した。加藤の遊ゴロの間にも1点を追加した。

 9回にも打線がつながり、一挙4得点を奪った。武藤賢治監督(46)は「序盤は打てなかったので、8回まで苦しかった。加藤はよく粘っていた」とねぎらった。